活動・取組み

圧倒的な経験と柔軟な連携でPCB処理を遂行

当協議会の業務

当協議会は、PCB処理のスタートからゴールまで、すべての対応が一貫してできるスペシャリスト集団です。「何をしたらいいかわからない」というところから対応しています。

対象施設に合った工法の提案
各工法の作業に関する施工計画(施工図面製作・工期の立案)
各工法の安全対策に提案
作業リスクの調査
各工法における概算費用の調査
処理スキームの提案(処理施設・運搬業者・管理体制)
上記に付帯する総合コンサルタント

代表工法のご紹介(PCB含有塗膜)

PCB含有塗膜を含む施設を処理する場合には、「塗膜剥離工法」「解体焼却工法」の二つの工法が選択肢にあがります。
PCB含有塗膜については、その存在が明らかになってきたのは2014年ほどからであって、処理に向けてのガイドライン等が定められていなかったことから処理の歴史は短いものになります。対象施設の70%は公共施設(橋梁・高架桁・歩道橋)であり、残る民間施設の燃料タンク・船舶などは処理が進んでいない現状となります。
これらのことから進んで処分を始めた公共施設のほとんどが、塗膜剥離処理によってPCBの除去を行なっていました。
2021年に入ってからは、一級河川にかかる橋梁の橋桁が災害等で傾くなどの状況があったことから、対応年数の経過、及び耐震基準の変更も相まって布設替えを計画する自治体が増えたことで、解体焼却処分が選択されることが多くなっており、今後も増加傾向が予測されています。
当協議会のこれまでの実績から、下記に代表的な二つの工法について比較参考します。

塗膜剥離工法による剥離の様子

解体焼却工法による切断の様子

 塗膜剥離工法  解体焼却工法 
工法概略

[ 塗膜剥離工法 ]
1.湿式剥離
(剥離剤を使用して塗膜の除去)
2.IH剥離
(IHクッキングヒーターの原理を利用して塗膜を浮かせて除去)
3.ブラスト剥離
(高圧エアーに研削材を混合し、塗膜を削りながら除去)

 [ 解体焼却工法 ]
既設の対象物(橋梁・燃料タンク・船舶等)のPCB使用塗膜を剥離することなく、骨材自体を運搬可能の大きさまで解体・切断し、焼却処理を行う工法

選択要因

[ 塗膜剥離工法 ]
PCBが含まれる塗膜のみを除去した後に再塗装し、施設自体を再利用する場合などに選択される

[ 解体焼却工法 ]
PCBが含まれる設備自体が対応年数を過ぎており、布設替えが求められる施設などに選択される
利点(特徴)
[ 塗膜剥離工法 ]
・処理は塗膜のみで量が少ないため処分費用は抑えられる
・大型作業車などが入れない狭小地域での作業効率が高い
[ 解体焼却工法 ]
・切断部以外は塗膜を痛める必要がないことから養生等は簡易的なもので済む
・大型重機などを使用するため工期短縮・作業費用抑制が可能になる
注意点
[ 塗膜剥離工法 ]
塗膜剥離作業での飛散、剥離剤の臭気の発生等を抑えるため密閉に近い状態での仮囲い養生が必要となるほか、剥離作業のほとんどが人為的なものであることから作業環境の安全を確保することを求められるため、作業費用が高額となる
[ 解体焼却工法 ]
・布設替え解体工事のため、骨材を含む処分量が多く処分費用が高額となる
・大型重機使用につき騒音、切断時の火気使用などが発生するため周辺環境(住民)への対策が必要となる
概算費用傾向
[ 塗膜剥離工法 ]
処分費用:塗膜のみ少量につき抑制傾向
作業費用:人為的な作業が多く高額傾向
[ 解体焼却工法 ]
処分費用:骨材を含み多量となり高額傾向
作業費用:大型重機使用等で抑制傾向

※平均では塗膜剥離工法に比べ、解体焼却工法が2割程度の費用抑制となる傾向にあります。

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