当協議会はPCB処理を通じて、地域社会における健康・環境への影響を最小化し、
安全かつ確実な事業を実施するとともに、環境保全に向けた技術の研鑽・創出を図ります。
PCB処理の現状
高濃度および低濃度PCB処理施設での取扱いについては、国の施策による安全管理体制・制度が整備されています。
しかし一方で、その処理過程、つまり保管事業所内での塗膜剥離や漏えい補修、抜油、解体、汚染除去等については具体的な取決めがなく、各取扱業者や担当者の知識、技術、経験にゆだねられた搬出作業が行われてきました。 また、PCB廃棄物は多様で、その大きさも設置場所も多岐にわたるため、狭小路での運行や長距離輸送などほかの特別管理産業廃棄物にはない、環境下での収集・運搬を強いられるという特徴があります。さらにその処理過程には、PCB漏えい事故、労働災害事故、交通事故などさまざまなリスクが伴います。
つまり、PCB処理における専門性や経験、リスク対応などは、専門取扱事業者によってバラバラで、総合的に対応できる業者は、国内には数社しか存在しないといえます。
当協議会の設立とその意義
今後課題となるPCB含有塗膜の処理などをはじめ、さらに複雑化する事業所内処理作業に取り組むため、国内トップクラスのPCB取扱い事業者が結集し、活動を開始しました。
それが、PCB処理工法協議会です。
PCB処理に関する工法の優位性や課題・問題点などの情報を共有し、排出事業者においても処理方法を選択できるよう、連携・協力体制を構築します。 当協議会は、情報力、調査力、設計力、知識力、技術力、現場力、運搬力を備え、安全対策を万全にしています。
なにより、全国各地のPCB処理に困っている事業者様に寄り添い、信頼関係を構築しながら、環境保全に向けた取組みを実施したいという熱意を持っています。
当協議会ができること
上記の他、PCB処理に関わる全ての課題解決に取り組んでおります。
不明な点・質問等がございましたら、お気軽に当協議会へお問合せください。